ジオがある街


| 阪急西宮ガーデンズ スカイガーデンより、西宮市街を望む |

明治時代から愛されてきた住宅都市が、震災を乗り越え再び注目を集めています。
西宮市は南は大阪湾、北は六甲山地の北部に至る、南北に長い街です。神戸と大阪のほぼ中間に位置し、南部の市街地からは大阪・神戸の両都心へ電車で15分という至便の地であり、大学や短大が10以上も点在する文教住宅都市です。
明治以降、鉄道の開業や沿線の開発とともに発展を遂げ、「阪神間モダニズム」といわれるモダンな生活スタイルが築かれてきました。明治終わりから大正にかけて「香櫨園」に海水浴場や遊園地、「苦楽園」に温泉やホテル、「甲陽園」では東亜キネマ撮影所、そして「甲子園」では阪神甲子園球場など、新時代の娯楽施設が次々と誕生。その後、郊外リゾートや郊外遊園から住宅地へと転身を果たし、これら「園」と名の付く地は「西宮七園」と呼ばれるようになりました。現在でも、関西を代表する高級邸宅街として知られています。
1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害が出ましたが、市内各地で復興事業・再開発事業を展開。特に西宮北口駅周辺では商業施設や図書館などが入る再開発ビル「アクタ西宮」や「兵庫県立芸術文化センター」、大型複合商業施設「阪急西宮ガーデンズ」などが揃い、この10年で大きく変貌を遂げた街といえます。
街全体が音楽舞台。豊かなメロディが、人と人をつなぎ、心と心の交流を生み出しています。
音楽祭やコーラス大会など市が主催する音楽事業や、5つの市民ホールで市民が主催するコンサートも数多く開催している西宮市。このような音楽文化を育む特性を活かし、2004年から「音楽と出会うまち西宮」事業を開始しました。市民が主催する文化芸術活動に助成金を交付する「協働事業提案制度」や、音楽大学の教授たちが中高生の演奏を指導する「ブラスフェスティバル」事業にも取り組むなど市民主体の音楽活動を支援しています。
春の定番イベント「西宮ジャズ3days」は3日連続で関西在住のミュージシャンが演奏を披露。「酒と桜の日々」と題された今年の1日目には、ステージに市の花である桜が飾られ、開演前に西宮の地酒が振る舞われました。
今年で4回目を迎える「にしきた音楽祭LALALAミュージシャンコンテスト」は、ジャンル・年齢・メンバー構成などを問わないアマチュアの音楽コンテスト。西宮市内3会場で予選を行い、10月に兵庫県立芸術文化センターで決勝を行います。グランプリに選ばれたアーティストには、オリジナルCDのレコーディングから制作までのバックアップがあります。
街全体が豊かなメロディに包まれ、みんなで感動を共有できる。そんな贅沢な時間が味わえる街です。
今年の春に開催された西宮ジャズ3daysの様子。
西宮市文化振興財団が主催した、「まちかどコンサート」。会場、ミュージシャンの選定など、コンサート活動全般を支援しています。

甲子園へ里帰りしたツタが、高校球児たちの想いとともに、新しい球場を包み込んでいます。
「歴史と伝統の継承」というコンセプトのもと、阪神甲子園球場では2007年からリニューアル工事がスタート。その際、球場のシンボルであるツタをすべて伐採し、工事終了後に再生させるプロジェクトが進められました。その一環として、2000年夏に高校野球連盟加盟校に贈られたツタの苗を再び球場へ戻す「ツタの里帰り」が実施され、参加した233校のツタを挿し木の形で採取し大切に育てられました。そして今年の春に外壁全周の植樹が完了。各校で大切に育てられてきたツタが高校球児と甲子園球場の架け橋となり、球児をはじめ地元の方々の想いとともに、新しい球場を包み込んでいきます。
また2010年3月のリニューアル完了に伴い、レフト外野スタンド下に「甲子園歴史館」が誕生。春・夏の高校野球、阪神タイガースの歴史を後世に伝える展示施設で、オープンから4カ月半で入館者が10万人を超えるなど、早くも甲子園球場の新名所として人気を博しています。
現在ツタ(写真左)は生育の途中ですが、再び昔の甲子園球場(写真右)のように成長していきます。



みやっこキッズパークは、子どもたちが自由に自分の責任で、思ったことにチャレンジできる「冒険ひろば」。園内には田植えや稲刈りが楽しめる田んぼ、めだかのいるビオトープ池、カーボードで滑れる土山、泥んこ遊びができる広場や野外ステージなどがあります。またボランティアの方々と一緒に木ぎれを使って水鉄砲や動くおもちゃなどをつくる「工作遊び」や、大縄やコマ回しなどを楽しむ「一緒にあそぼうよ」などのイベントもいっぱいです。子どもたちが自由に遊びながら、社会性・活動性・創造性を培い、大切な仲間づくりができる場として、西宮市民に親しまれています。
みやっこキッズパーク
○開園日:火曜日~日曜日(祝日も開園)10:00~17:00、月曜日・年末年始は閉園
○お問い合わせ:TEL:0798-67-7321
○入園料:無料
○交通:JR西宮北出口から北東へ徒歩5分、または阪急西宮北口南出口から南西へ徒歩5分

ボランティアと一緒に田植え(田んぼ)

泥んこ遊び真っ最中!(泥んこ池)

自然の中で思いっきり遊ぼう(土山)
西宮市では「大学を多く抱えるまち」から「大学を貴重な都市の資源として生かすまち」として、魅力ある文教住宅都市づくりを推進していくため、2001年に阪急西宮北口駅北東部に西宮市大学交流センターを開館しました。現在、西宮市大学交流センターの取り組みの一つとして、市内各大学と連携した「インターカレッジ西宮」を開講しています。対象は西宮市民(在勤、在学者も含む)。毎月テーマに沿った各大学が『コレは!』と自信を持ってオススメする講座を受講できます。
9月にはインターカレッジ西宮「大学共同講座」が開講され、共通テーマが「市民のための学問のススメ-ここでしか聞けないとっておきの話-」。人と人のつながりを考える「イッツ・ア・スモールワールド(知り合いを7人たどれば大統領?!)」※などの講座が予定されています。10月には心理学セミナー「心理学から読み解く千と千尋の神隠し」の講座が行われます。また各大学の学生同士の交流や学習意欲アップを目指して、「共通単位講座」も併せて開講。他大学が開講する授業を受講でき、自校の単位として認定を受けることができます。
その他に学生にボランティア情報を提供する「学生ボランティア交流」や地域や学内のイベントを企画・実施できる人材の育成を図る「イベントプロデューサー講座」などの取り組みも行われています。また学生の企画・運営によるイベント「西宮市大学交流祭」も開催しています。
※9月は4回シリーズで毎回講義内容が変わります。
●大学共同講座は各期4回シリーズ、セミナーは3~4回シリーズ、レクチャーは2回シリーズの講座になります。
西宮市大学交流センター
○開館時間:火曜日~金曜日 10:00~21:30 土・日曜日及び国民の祝休日 10:00~17:30
○お問い合わせ:TEL:0798-69-3155(火曜日~金曜日 10:00~18:15 土・日曜日及び国民の祝休日 10:00~17:30)
○交通:阪急西宮北口駅から北東へ徒歩2分
※「インターカレッジ西宮」は講座により定員は50~120名、受講料は1,500~3,000円程度です。

インターカレッジ西宮の様子

西宮市大学交流祭では、ミニコンサートやフリーマーケットなど、地域との交流が図れるようなイベントを企画・実施。
掲載内容は2010年8月現在の情報です。
