この街に暮らす
神戸、大阪の都心にちょうどいい距離。六甲・摩耶山麓に広がる歴史ある住宅街です。
神戸市の東部に位置し、区の北部には六甲山と摩耶山、南は大阪湾に面する灘区。中央には街のシンボル、都賀川が流れています。神戸・大阪のベッドタウンとして、震災後の新築マンションの増加とともに市外からの転入者が増えている人気のエリアです。区民1000人のアンケートでは、灘区のイメージについて9割近くの人が「住みよいまち」と回答。約8割の人が永住指向にあるそうです。(「灘区の中期計画2005~2010」より)
かつて大名が参勤交代のために往来した西国街道、庶民の道として賑わった西国浜街道などの歴史遺産も街のそこかしこに見られます。日本酒、灘の生一本で有名な灘五郷のひとつである西郷町には、今も7社の酒造会社があり、酒の文化を感じさせる「酒造のみち」も残っています。また区内には大学が4校あり、約2万人の学生が在学。神戸市内で最も学生が多い区であり、アカデミックな雰囲気が漂っています。
六甲山上のあじさい。

震災の教訓を伝え、活かしていく。地域から生まれた防災ボランティア。
14年前、甚大な被害と犠牲者を出した阪神・淡路大震災。市消防局の救助が間に合わなかったところでは、各地で住民が協力してバケツリレーをしたり、負傷者を救助する光景が見られました。こうした体験を元に震災後に生まれたのが、小学校区ごとに結成された自主防災組織「防災福祉コミュニティ」です。灘区内には16のコミュニティがあり、大きな災害が起こった時に迅速に動けるように、小火災の消火やけがの手当、タンカ搬送などの応急処置を自主的に訓練しています。
また震災の体験を、それを知らない次の世代に伝え、防災への備えを知ってもらいたいと願う灘区住民が実行委員会をつくり、「ファイア・アドベンチャー」というイベントを毎年開催。消防署の協力のもと、灘区の小学校4年生全員が集まり、震災体験を聞いたり、放水・レスキュー体験や、起震車で地震の揺れを体感できる特殊装置などを使って、
災害の恐ろしさを学んでいます。
企業・行政・警察がタッグを組んで犯罪を未然に防ぐ街づくり。
空き巣やひったくりなどの犯罪の予防策として、平成19年より始まった「灘・地域ぐるぐるパトロール」。地域で仕事をしている新聞・郵便配達員やメーター検針員の方々の協力を得て、仕事中に不審な人物や車を見かけたら警察に連絡してもらう灘区独自の安全対策です。大通りはもちろん、路地裏まで犯罪の抑止効果を発揮。住民のアンケートでは、8割近い方が「効果がある」と感じているそうです。 そしてもうひとつ、街の防犯力アップに貢献しているのが、乗用車に青色回転灯をつけた青色パトロール車、通称「青パト」。青色防犯パトロール講習を受講し、証明を受けた市民団体が区内を巡回パトロールしています。「青パト」は全国的に広まりつつある制度で、灘区では現在計8台が活躍中。行政と区民、企業が連携して安心・安全な街づくりに取り組んでいます。
「ファイア・アドベンチャー」で消防士の指導のもと、放水をする子どもたち。
【お問い合わせ】
神戸市灘消防署 予防査察係
TEL:078-822-0119
区役所と警察署が連携して「なだ防犯ナビ」というインターネットサイトをつくり、地域の犯罪状況を知らせる「なだ安全安心マップ」や防犯に役立つ情報を提供しています。
地域ぐるぐるパトロールのステッカーを貼った郵便バイクが街中を走っています。
【お問い合わせ】
神戸市灘区役所 まちづくり課
TEL:078-843-7001

誰でも出店OK!摩耶山リュックサックマーケット
摩耶山掬星台では、毎年3月~11月の第3土曜日に、「摩耶山リュックサックマーケット」が開催されています。事前の出店申し込みや出店料が不要なので、誰でも気楽に参加できます。いらなくなったもの、手づくりのもの、売りたいものをリュックサックに詰めて、ピクニック気分で出かけてみては?
※出店者は、まやビューライン(ケーブル・ロープウェー)切符購入時に「リュックサックマーケットに出店します」と伝えると、往復料金が大人1,000 円、小人500 円に割引されます。
詳しい情報は、WEB サイトでご確認ください。
http://www.nadatama.com/modules/weblog/
摩耶山リュックサックマーケットの様子
【お問い合わせ】
摩耶協議会
((財)神戸市都市整備公社ロープウェー事業部内)
TEL:078-251-8307
灘区と大学のつながり
灘区は、神戸大学をはじめ4 つの大学を抱える「大学の街」。灘区では、大学が持つ人材と大学生の柔軟な発想を区の街づくりに活かそうと、大学と包括的な協力協定を結んでいます。その協定に基づき、学生が積極的に街づくりに参加。例えば、神戸大学大学院工学研究科の学生たちによるまちプロジェクトの「まちT ゆうえんち」は、不用となったTシャツや傘を使って空間を創出したり、モノづくり体験などを通じて、身近にあるものの隠れた可能性を見出そうと企画したもの。
Tシャツや傘は、地元自治会や商店街から提供されたそうです。このような活動により、地域住民と学生の共生が進んでいます。
六甲山南公園で開催された「まちTゆうえんち」
