12月に入ったと思ったら、海外で暮らす友人からクリスマスカードが届いた。「ああ、もうこんな季節…」
カードはいつものように、食卓のそばのコーナーにピンナップする。くつろぐときや食事どき、視野のすみに入る。そして、夫がリタイアして以来、ともども毎日が日曜日の気楽さか、スケジュールが吹っ飛んでしまっているこちらの頭へ、お歳暮、クリスマス、季節のごあいさつ、大掃除、おせち用の買い出し…と数珠つなぎにある用事を思い起こさせてくれるのだ。と、こうして書き出せば大仕事のようだが、夫も私も勤めていた頃のことを思えば、一つ一つがささやかなもの。負担どころか、むしろ日々のアクセントになってくれる歓迎すべき小仕事ばかりだ。 |
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そういえば、現役の頃は12月に入ると年賀状書きに追われたものだ。週末をつぶしてハガキの山と格闘して、目は疲れる肩は凝る。「ねぇ、パソコンという文明の利器があるんだから、そろそろ宛名書きをやめない?」ある年、そう提案してみたら、いつもはおだやかな夫が、突然顔を真っ赤にして怒り出した。「年に一回しかないのに、それくらい、ちゃんと手で書いて気持ちを伝えんと。気分よく旨い酒が飲めない」ん?気持ちを伝えたいのはわかるけど、落ちはそこ?
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江戸時代から大切に受け継がれてきた文様を彫った板木に、きら(雲母)や顔料をのせ手刷りする技法を、唯一
守り続ける唐紙の「唐長」。工房は修学院だが、その気軽なショップが四条烏丸交差点すぐそばにある。
唐長 四条烏丸京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸1F TEL075-353-5885
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