「池田」界隈

阪急「池田駅」から五月山まで

 

その昔、池田は城下町として、また灘や伏見とともに関西を代表する酒造りの地としてにぎわった歴史の街。今回は阪急「池田駅」を起点に、昔ながらの雰囲気が残る下町を抜け、春まぢかの五月山までを往復するコースをお散歩しました。

お散歩人:塩出 愛

 
▲ (A)阪急池田駅  (B)池田市街と五月山  (C ・D)桜並木をはじめ、街には花がいっぱい  (E)桜通りで見つけたオブジェ「石の華」 
 

商店街のあるにぎやかなエリアから
五月山までのんびりお散歩。

下町のにぎわいが楽しい池田駅周辺から、サカエマチ商店街をぶらり。

まずは、アーケードのお店の中に、町屋を発見。中は坪庭もあるレトロな雰囲気で、おしゃれな工房やショップが集まっている。町屋を再生した「引札屋」は、「引札寄席」という落語会を開催して、話題を集めている。池田は知る人ぞ知る落語の街。そういえば今、東京でも若者たちの間で落語がブームだとか。

角にあるベンチに座ろうとして、え、これ何?ちょこんとお座りするのはウォンバット像。 見るとポストの上にも!なぜウォンバット?なぞのままだけど、先へ進もう。

あら、ふと鼻をくすぐる日本酒の香り。伝統を感じさせる建物の前に積み上げられた木箱。文豪・谷崎潤一郎も愛したという地元自慢の名酒「呉春」は、ここで造られているんだ。

まだちょっと冷たい春風を感じながら、住宅地を歩く。お店の前にカラフルなバイク!イタリア製の可愛いベスパの専門店だ。これで颯爽と街中を走ったら、いい気分だろうな。なんて想像しているうちに、五月山公園に着いた。

桜並木の先には日本一小さな動物園「五月山動物園」!市民に無料開放されている、そんな太っ腹なところが池田の魅力なのかも。オーストラリアから動物親善使節として贈られたというウォンバットが、このプチ動物園の人気者と聞いた。なぞが解けた!なるほど、そうだったのね。

 

市場が元気な温かい街。
グルメも満足なイタリアンの老舗も。

動物たちとご対面して道を引き返すと、池田市街が一望できた。坂を登っているときは気づかなかったけど、う〜ん、見とれてしまう。帰りに歩いた桜通りは、両側に石のオブジェが並ぶ美しい道。

「石の華」という作品の前で記念のショットをパチリ。なんかおなかが空いたなぁ。ちょっと遠回りして、ランチしよう。

駅の高架をくぐって呉服神社の大きな鳥居をすぎると、人が集まる市場があった。市場が元気な街って、何だか温かい。日本のあちこちで市場や商店街が消えようとしている今、思わず心の中で拍手!

さて、ランチ目当てのお店は、市場からすぐのところにあった。池田に本格イタリアンの店を構えて18年、こちらも市場に負けじと地元に根を張っている。スープやサラダ、デザート、コーヒーまでついたパスタランチは、800円から!5種類からチョイスできて、味もボリュームも大満足。

店を出ると、向かいには洋菓子店が。ダメダメ、と思いながらも足が向く。ショーケースにはおいしそうなケーキがずらり。お土産に買って帰ろうっと。春だし、いっか。

 

阪急池田駅-->(1)引札屋-->(2)酒蔵-->(3)ベスパ ガレージ ヤソジマ-->(4)五月山動物園-->(5) 坂-->(6)池田中央市場-->(7)リストランテ ピアット-->(8)岡田洋菓子店

*ぶらぶら歩いて片道約 45分

 

▲ 「引札寄席」という落語会で話題の引札屋  MAP (1)

▲ 名酒「呉春」はこの酒蔵で誕生  MAP (2)

▲ ベスパ ガレージ ヤソジマ。「ローマの休日」に登場していたのがコレMAP (3)

▲ 日本一小さな動物園「五月山動物園」 MAP (4)

▲ このあたりからの見晴らしは最高  MAP (5)

▲ 50年の歴史を誇る池田中央市場 MAP (6)

▲ 本格イタリアンの「リストランテ ピアット」 0120-095-199 MAP (7)

▲ おいしそうなケーキがずらり並んだ「岡田洋菓子店」 072-752-4822  MAP (8)

 
※2006年02月取材
 
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