「芦屋川」界隈

JR芦屋駅から山の手へ

 

ASHIYA。心躍るその響きに誘われて、冬の気配が色濃くなった週末、出かけることに。 六甲山と海の間に広がる落ち着いた街には、山から海に向かって阪急、JR、国道2号が平行に走っています。今回はJR芦屋駅から山の手へ、ぶらり出発。

お散歩人:塩出 愛

 
▲(上)ライトが設計した旧山邑邸(現ヨドコウ迎賓館)は芦屋らしい趣  ▲(下左)気品ある街をゆったり流れる芦屋川  ▲(下右)ハイセンスなお店が多いのもさすがに芦屋(グラスハウス スガハラ)
 

芦屋の魅力に浸りながら川沿いをのんびり歩く
洗練された趣のカフェ巡りも楽しい

大阪、神戸、どちらにもJR新快速で約 15 分。そのアクセスのよさからも、芦屋は関西のおしゃれ女性たちに人気のお散歩スポット。百貨店やホテルもあるJR芦屋駅から、芦屋川へ。駅前の通りで、ガラス越しにカラフルなグッズが目に飛び込んできた。「グラスハウス スガハラ」、オレンジ色に輝く器やオブジェ、ミステリアスな紫のインテリア小物など、優美な手作りガラスに思わずうっとり。すぐお隣の南仏風の可愛いガーデニングショップ「ミストラルグリーン」にも寄り道した後は、芦屋川を渡る大正橋へ。ちなみにその川下にあるのが業平橋。このあたりは平安時代に浮き名を流した歌人、在原業平ゆかりの地だといわれている。春になればお花見の名所。がんばって咲いてよ、と、幹をポンとたたいてお願いした。

大正橋のそばには、素敵なカフェが並んでいる。どこに入ろうか、迷った末に、阪神間のお菓子好きをとりこにしている「ダニエル」へ。店内やテラスで、ケーキやお茶をいただける。ケーキは洗練された味わいで、そのさりげないリッチさに大満足。お気に入りのもう一軒はすぐそばの「リュクス」。「アシヤ」や「ティアラ」など可愛い名前のオリジナルブレンド紅茶がポットサービスで。こちらのピンク&シルバーのちょっとセレブな缶入り紅茶は、おつかいものにすると、味にうるさい友人たちも目じりが下がること間違いなしだ。「市民の憩いの丘」と書かれた緑のスポットを過ぎ、またしばらく行ったところで可愛いお店「スオミ」を発見。ヨーロッパの木作りのおもちゃや、インテリジェントな大人たちにも愛される知育玩具などが揃っている。店の雰囲気が、川と山のある街並みにしっくりなじんでいる。ここまで来ると対岸は阪急芦屋川駅。遊歩道から車道へ降りて阪急電車の高架をくぐる。上り坂になったこの道は、ずっと先で奥池や芦有ドライブウェイにつながっている。坂道沿いにもう一軒、お気に入りのお店「スタジオベリーニ」を横目でチラリ。とびきりのイタリアンやケーキの誘惑。またランチしに来よっと … 。

さらに上ると、木々に包まれてお屋敷が建っていた。 20 世紀の巨匠と呼ばれる建築家の一人、ライトが設計した旧山邑邸で、今はヨドコウ迎賓館として曜日限定で公開されている。海を見晴らす小高い丘に毅然と立つその邸宅は、外観も素晴らしいけれど、中に入るとさらに夢心地。小窓からこぼれる冬の光、木々の影、野鳥の声、そんな環境に囲まれて暮らす贅沢。芦屋暮らしの真髄に触れたような心地いいひとときが満喫できた。

 

 
 

▲ デザイナー兼ガラス職人さんたちの力作が並んだ2フロアのお店は、まるでギャラリーのよう。「グラスハウス スガハラ 」   0797-34-633   MAP (1)

▲ 通るたびに立ち寄りたくなる「ミストラルグリーン」  0797-21-1888 MAP (2)

▲ 芦屋川に架かる大正橋。時折イノシシ親子もお散歩しているとかMAP (3)

▲ 今圧倒的な人気のケーキやパンのショップ、「ダニエル芦屋」  0797-21-3308MAP (4)

▲ ▲ 「リュクス 」は、ランチやアフタヌーンティーも評判。 0797-21-1507MAP (5)

▲ 「市民の憩の場」のミニガーデンはのどかな雰囲気 ) 1 MAP (6)

▲ 輸入玩具でおなじみの「SUOMI(スオミ)」
0797-32-5572 MAP (7)

▲ 海を見晴らす小高い丘に毅然と建つ「ヨドコウ迎賓館」  0797-38-1720
開館日 水・土・日・祝日 ( 12 月 30 日〜1月4日は休館) MAP (8)

※2004年10月取材
 
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