インスタントラーメン発祥の街は
古さと新しさが同居
池田駅の南側、歴史ある住宅街を歩く。満寿美町にモダンな建物。人気スポットの「インスタントラーメン発明記念館」だ。世界の大発明、インスタントラーメンはこの町で生まれたのだ。邸宅街とラーメンのミスマッチなところが面白い。そこから駅へ向かう途中、お屋敷風の「レストラン ビアンシュール」と、隣り合う可愛いお菓子屋さん「パティスリー ビアンシュール」を発見した。
駅を過ぎ、国道176号を渡ると、緑がいっぱいの公園と市役所が目の前に。市役所沿いに曲がってしばらく歩く。お目当てはおいしいと評判のパン屋さん「アルフォンソ」。焼きたてのパンを買って行こうか、お隣のカフェで、コーヒーと焼きたてパンをチョイスできるモーニングセットでひと休みしようか。ここから少し歩いたところにある、端正なコーヒーショップ「珈廊」でお茶するのも捨てがたい。
コーヒーとパンで、充電完了。おいしい匂いをあとに、住宅地の登り坂へ。この坂は池田城の城跡公園、さらには五月山に続いている。モダンな家やレトロな家、植え込みの花や緑をウォッチング。途中、創業天保十二年の和菓子屋さん「福助堂」を見つけて、銘菓の「がんがら大文字焼」を買う。
すぐ先の角を曲がると、白い塀が続く美しい坂道。塀の向こうは池田文庫。小林一三翁が創設した資料館で、特に演劇関係の資料で名高い。
坂を逸翁美術館の方へ曲がったところに、可愛い雑貨屋さんを発見。花工房「風香」。観葉植物や花の苗と、雑貨好きの女性のオーナーが集めた作家の手作りグッズやアクセサリーが並んでいる。美術館帰りのお客も多く、遠方にも広く知られているお店だ。ここで一目惚れした器を購入。
いい気分で、逸翁美術館に到着。小林一三翁の山荘を改装してコレクションを収蔵した美術館だ。展示室はひんやりした別天地。書画や茶道具、焼き物などが静かに並び、お庭に面した茶室でお茶もいただける。
これから夏本番。そして8月24日は、五月山に大文字が赤々と燃える「がんがら火」。350年以上もの伝統の火祭りが終わると、池田に秋が訪れる。
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