北摂「池田」界隈

駅南の人気スポットから五月山へと坂道を歩く。

 

北摂の城下町・池田は、大阪でも最も早く開かれた住宅街。猪名川を越えると、一駅向こうはもう兵庫県という場所にあります。阪急宝塚線「池田駅」の南側、満寿美町から五月山へ。池田ならではの見どころを訪ね、すてきなお店に寄り道しながら、のんびり出かけてみました。

お散歩人:塩出 愛

 

▲城跡公園から五月山公園へ。豊かな緑と歴史の香りが心を和ませてくれます。

▲趣深い城下の町並み

 

インスタントラーメン発祥の街は
古さと新しさが同居

池田駅の南側、歴史ある住宅街を歩く。満寿美町にモダンな建物。人気スポットの「インスタントラーメン発明記念館」だ。世界の大発明、インスタントラーメンはこの町で生まれたのだ。邸宅街とラーメンのミスマッチなところが面白い。そこから駅へ向かう途中、お屋敷風の「レストラン ビアンシュール」と、隣り合う可愛いお菓子屋さん「パティスリー ビアンシュール」を発見した。

駅を過ぎ、国道176号を渡ると、緑がいっぱいの公園と市役所が目の前に。市役所沿いに曲がってしばらく歩く。お目当てはおいしいと評判のパン屋さん「アルフォンソ」。焼きたてのパンを買って行こうか、お隣のカフェで、コーヒーと焼きたてパンをチョイスできるモーニングセットでひと休みしようか。ここから少し歩いたところにある、端正なコーヒーショップ「珈廊」でお茶するのも捨てがたい。

コーヒーとパンで、充電完了。おいしい匂いをあとに、住宅地の登り坂へ。この坂は池田城の城跡公園、さらには五月山に続いている。モダンな家やレトロな家、植え込みの花や緑をウォッチング。途中、創業天保十二年の和菓子屋さん「福助堂」を見つけて、銘菓の「がんがら大文字焼」を買う。

すぐ先の角を曲がると、白い塀が続く美しい坂道。塀の向こうは池田文庫。小林一三翁が創設した資料館で、特に演劇関係の資料で名高い。

坂を逸翁美術館の方へ曲がったところに、可愛い雑貨屋さんを発見。花工房「風香」。観葉植物や花の苗と、雑貨好きの女性のオーナーが集めた作家の手作りグッズやアクセサリーが並んでいる。美術館帰りのお客も多く、遠方にも広く知られているお店だ。ここで一目惚れした器を購入。

いい気分で、逸翁美術館に到着。小林一三翁の山荘を改装してコレクションを収蔵した美術館だ。展示室はひんやりした別天地。書画や茶道具、焼き物などが静かに並び、お庭に面した茶室でお茶もいただける。

これから夏本番。そして8月24日は、五月山に大文字が赤々と燃える「がんがら火」。350年以上もの伝統の火祭りが終わると、池田に秋が訪れる。

 

 
 

▲日清食品が創業者の開発者精神を広く伝えたいとオープンした「インスタントラーメン発明記念館」。手作り体験(要予約)が人気。 MAP (1)

▲「レストラン ビアンシュール」072-750-6620、「パティスリー ビアンシュール」 072-750-6615 MAP (2)

▲阪急池田駅の北側は広いロータリー。目前を幹線道路の176号が走っている。

▲「アルフォンソ」072-753-4654と、「カフェ・アルフォンソ」 072-753-4671
オーナーは、フランス料理を15年、パンを15年修業した後、8年前にこのお店をオープン。毎朝2時からパンを焼いているという。カフェのランチも人気。 MAP (3)

▲夜はバーになる「珈廊」は、かつての大学町らしい雰囲気のある大人のお店。

▲「福助堂」072-751-4252MAP (4)

▲阪急グループの創始者・小林一三翁が創設した資料館「池田文庫」。お庭が見える閲覧室は一般にも開放されている。 MAP (5)

▲花工房「風香」には、観葉植物や花の苗と、手作りグッズやアクセサリーがずらり。 072-754-5211。MAP (6)

▲古い洋館が素敵な「逸翁美術館」。逸翁は小林一三翁の雅号。氏の山荘を改装してコレクションを収蔵している。 MAP (7)

▲本日ゲットしたお菓子「がんがら大文字焼」(福助堂)と、お気に入りの器(風香)

※2004年4月取材
 
ジオシリーズマンションに関するお問い合わせはジオラブ梅田まで 0120-8923-01 受付時間:午前10時〜午後6時(水曜・木曜定休)