ゆったりした並木が続く県庁界隈は
官庁街特有の落ち着いたたたずまい。
県庁の向かい側を少し上がると、長い塀が続いて閑静なたたずまい。神戸にはちょっと意外な和庭園、「相楽園」のお庭に寄り道して、木々を映す池や移築された異人館を眺めるのも、お散歩ならではの楽しみ。
このあたりには、学校や会館が点在して、木々や花に包まれた周囲の住宅地ともしっくりなじんでいい雰囲気を醸し出している。
坂を上ったり、下りたり、そのたびにふと足をとめる風景に出会える。外国人専用のマンションもあるおしゃれな街並みの中に、昔ながらの魚屋さんや八百屋さんが並ぶ細い商店街の坂があったり。生活感のある街は、どこかあったかくて、ぷらぷら歩いていて飽きない。
中山手通の一本山側の通りを東へ。トアロードを越えると、「神戸ムスリムモスク」がある。ほんのりピンクを帯びた古い回教寺院は、街並みに異国情緒を添えるスポット。モスクの横道から、アラブ人の親子が通りを渡って、向かいの可愛いお店に入った。
輸入食品店「北野グロサリーズ」。つられて入ると、ほわ〜っとスパイスの香り。さっきの男の子がお菓子を選んでいるそばで、とりどりの袋詰めスパイスを発見。立地がら、このお店には特に中近東系の食品が充実している。一番人気は、中近東の干し柿、"デーツ"。コーランや旧約聖書にも出てくるナツメヤシの実を干したもので、ビタミンやミネラルの宝庫。欧米人にもファンが多いそう。
ショッピングして店を出ると、その並びにおしゃれなお店「スープ ファクトリー」。ガラス越しに、フライパンを持った“招きくまちゃん”が誘ってる。
シンプルで明るい店内には、スープやサラダを並べたカウンターと、その奥にはキッチンがあって、いい匂いが充満している。テイクアウトもOK、一画のテーブルで食べることもできる。そういえば、そろそろランチタイム。ブロッコリー、ごぼう、にんじん、カリフラワー…その日のスープやサラダから、わくわくしながら選んで、窓辺のテーブルへ。温かいパンをちぎって、スープを一口。う、うまい!!スタイルは軽便だけど、お味は超一流。ヨーロッパのレストランでシェフを務めたオーナーシェフが、旬の有機野菜を使って、お母さんが家族を思いやる気持ちで作ったというスープは、身体にしみわたる滋味がある。
坂をジグザグに歩いていると、あたりは繁華街の雰囲気に。坂を中山手通に出る手前に、ずっと昔は青い目のおばあさんがいたドイツパンのお店「フロインドリーブ」と宮水でいれる「にしむら珈琲」。中山手といえばやっぱりこの老舗。またまた寄り道しなくっちゃ。
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