「甲陽園・苦楽園・夙川」周辺

美しい自然に包まれた街並みが 歴史を感じさせる夙川沿いの街

 

素晴らしい眺望の住宅地 景勝地としても知られる甲陽園

アンケート調査で、関西で最も住みたいエリアのベスト1に選ばれたこともある西宮市。その中でも甲陽園から夙川周辺は、豊かな緑に恵まれた閑静な街並みが続くエリアだ。

まずは古くからの住宅地として知られる甲陽園。その高台にある山王町は景勝地としても知られ、大正時代には、動物園、劇場、旅館のほか、映画の撮影所まで設けられていたという。さすがにここからの眺望は素晴らしい。眼下には西宮市や武庫平野、さらに大阪はもちろん海をへだてて和歌山、淡路方面まで一望できるのだ。

 

山王町からの眺望。
この地名の由来は、かつて山下祐三氏が広大な屋敷を構えていた高台で、その山下氏は祝日などに、甲陽園全住民にモチを配ったという。そのため住民から親しまれ、山の王様と山下という姓をかけて「山王」と呼ばれるようになったそうだ。

■(左)欧風料理「しゃん亭」
まるで別荘のような優雅な姿のレストラン。おすすめは、自家製フォアグラのスモーク、そしてデザートもご自慢だとか。店内のステンドグラスも洒落た雰囲気を醸し出している。

■(右)「ツマガリ」
「甲陽園」駅近くのケーキ屋さん。ほとんどが¥200〜¥300代と、値段も手ごろ。フルーツをふんだんに使ったケーキも美味しそうだが、筆者のおすすめは「和栗のミルフィーユ」。

 

恵まれた自然の中 苦楽園から夙川へ

高級住宅地の風格のある佇まいと壮大な眺望を満喫した後は、緑あふれる「北山緑化植物園」、「越木岩神社」へと足をのばし、苦楽園から夙川沿いを海まで歩いてみた。

途中、お洒落なお店もいくつか発見し、親切なおもてなしをいただいた。そして、散策の終わりは香櫨園浜。かつては海だった所に、今では数多くの集合住宅が建ち並び、そこに夕陽が落ちていく。取材日は氷が張るような寒さだったが、「オアシスロード」が桜に包まれる頃にぜひ、もう一度訪ねたい。

 

■(左)「北山緑化植物園」
総面積9.0ヘクタールの緑あふれるスペース。日本庭園や噴水などもあり、ゆったりとくつろげる。「温室栽培」や木や花に関する疑問に答えてくれる「緑の相談所」がある。入園無料。

■(右)「越木岩神社」
鳥居をくぐり深い森の小道を行くと、高さ10m・周囲40mの甑岩(こしきいわ)と呼ばれる花崗岩がある。かつて、秀吉が大阪城築城のために、石工たちに命じて切り出そうとしたが、ついに運び出せなかったと伝えられる岩である。

イタリア料理「FIOREフィオーレ」
モダンなインテリアが、遊び心を感じさせてくれるお店。魚介類は淡路島から直送と、素材の鮮度にもこだわっている。ランチ¥1200〜、コース¥2500〜と値段もリーズナブル。暖かい日には、オープンテラスも。

「茶房 彩」

「FIOREフィオーレ」のすぐ隣の珈琲店。店内には吉野杉で造られたテーブルとカウンター。その杉の香りが心地よい。オーナーによると、ヒーリング効果があるのか、一日中働いていてもほとんど疲れを感じないという。

(左上)「カトリック夙川教会」

六甲山を背景にした美しいネオ・ゴシック風の建物。1932年、阪神間における最初のカトリック教会として建てられた。クリスマスシーズンには毎年、華やかにライトアップされる。

(右上、左下)「夙川オアシスロード」

市民が日常的に使う生活道路であると同時に、四季折々の自然が楽しめる公園通りでもある。桜の頃には道路全体が淡いピンクに染まる。

(右下)夕日に輝く香櫨園浜

※2003年1月取材
 
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